バリエーション豊富なSIMフリーを全解剖!
お手軽な料金で通話も通信も楽しめる格安SIMに対応したSIMフリー端末は、リーズナブルであることに加え個性派揃い! ここでは、編集部が注目した最新SIMフリースマートフォンの実力と魅力を解剖します!



-
スマートフォンに負荷を掛けるため、ディスプレイを最大輝度にセットし、YouTubeの連続再生時間を計測。バッテリー切れまでの時間が長いほど高得点としました。
-
プロのカメラマンが撮影した作例写真をディスプレイに表示し、色彩が忠実に表現されているかという点や解像度などを厳しくチェックして採点します。
-
操作性はもちろん、持ちやすさやボタンの位置など、使い勝手に関する部分をくまなくチェック。加えて、画面サイズに対する重さの比率でも採点しています。
-
SIMの通信速度と比べ、環境に左右されにくい高速回線に接続されたWi-Fiを利用して上りと下りの通信速度を測定。スマートフォンが持つ最大通信速度を導きます。
-
思い出の瞬間を鮮やかに残すカメラ機能もスマートフォン選びの重要な要素です。機能の使いやすさと写真のクオリティをプロカメラマンがジャッジします。
-
「Antutu」と呼ばれるベンチマークアプリを使ってスマートフォンの計算速度や3D描画性能などをチェックします。スコアが高いほど高性能と判断できます。
-
CPUやメモリ、内蔵ストレージなどは、直接的には見えませんが性能を大きく左右する重要なパーツです。どのパーツを搭載しているか、そして容量をチェックします。
-
やっぱり気になるのは、本体価格。ここでは、IIJmioのオンラインショップで購入した場合の本体価格をもとに、コストパフォーマンスを検証していきます。
-
おサイフケータイにテレビ、防水・防塵などの機能が搭載されているかチェック。編集部が用意した10項目中、いくつの機能が搭載されているかチェックします。
-
格安SIMと呼ばれるMVNO事業者のSIMカードを利用する場合は、通信設定が必須です。格安SIMをセットして使えるようになるまでの手順から親和性を導き出します。








- バッテリー
-
- 7pt
6時間
00分10秒
- ディスプレイ
-
- 7pt
- 通信速度
-
- 8pt
152.0Mbps
- 持ちやすさ
-
- 10pt
25g/
1インチ
- カメラ
-
- 8pt
- ベンチマークスコア
-
- 5pt
86197※
- ハードウェア性能
-
- 8pt
- コストパフォーマンス(価格)
-
- 8pt
2万7,800円
- 付加機能
-
- 3pt
- 格安SIMとの親和性
-
- 9pt
APN設定あり
1タップで接続
SPEC
- サイズ・質量
- W71.2 × H148.6 × D7.4mm・約145g
- ディスプレイ
- 5.84インチ(2280 × 1080)
- カメラ
- メイン1600万+200万画素・サブ1600万画素
- ROM・RAM
- 32GB・4GB
- CPU
- HUAWEI Kirin 659 オクタコア(4x2.36GHz + 4x1.7GHz)
※この数字はベンチマーク測定アプリのスコアを記載しています。
-
狭額縁でダイナミックな
液晶ディスプレイを搭載本体そのものはコンパクトにまとめられていますが、フロントパネルのほぼ全体をディスプレイが占めるデザインを採用。解像度2280×1080ピクセルの5.84インチの大型液晶が動画や写真をダイナミックかつ鮮明に表現してくれます。
-
デュアルレンズ搭載も
ライカレンズは採用されず前作のP10 liteからカメラ機能が強化され、デュアルレンズを搭載。被写体の奥行きを読み取ることで、より鮮明な絵作りを実現していますが、上位モデルに採用されるライカレンズは非採用となっています。
-
デュアルBluetooth対応で
複数の機器と同時接続が可能ふたつのBluetooth対応機器と同時に接続できる「デュアルBluetooth」機能を搭載。イヤホンとカーナビを同時に接続するといった具合に、面倒な切り替え操作を行わずに利用することができます。
ついにエントリーモデルにもデュアルレンズ搭載!一眼レフカメラのようなボケ味も思いのまま!
大ヒットを記録した前作のP10 liteの数少ない弱点にデュアルレンズ非対応のカメラ機能がありました。しかし、P20
liteは、そんな弱点を克服し、デュアルレンズ搭載モデルへと進化を果たしています。通常のレンズに加え、奥行きを認識するためのレンズを新たに搭載することで被写体と背景を的確に捉え、鮮明な写真が残せるのはもちろん、美しいボケ味を演出してくれます。フロントカメラは、新設計のカメラを搭載。インテリジェント・マッピングによる顔認識機能と3Dレタッチ機能を使用すれば、光と影が絶妙に調整された美しいセルフィーを残すことができます。
ただし、上位モデルとなるP20やP20
Proに搭載されるメインカメラのライカレンズは搭載されないため、細部の表現はやや甘め。ライカレンズへのこだわりやレンズそのものの表現力を求めるなど、カメラ機能を重視する場合は、上位モデルの購入を検討する必要がありそうです。
サイズに対して本体重量は軽め長い時間使っても疲れ知らず!
P20 liteに搭載される液晶ディスプレイは5.84インチと格安スマホの中でもかなり大きめ。ディスプレイが大きくなるほど、ボディサイズも大きくなりがちですが、P20は狭額縁デザインに加え、指紋認証センサ―が背面に配置されているため、ボディサイズも見た目もスッキリ。加えて、丸みを帯びたサイドエッジやフロントパネルとバックパネルの双方に施されたラウンドエッジによってホールド感を確保。手の小さなユーザーでも片手で持ってすべての物理ボタンを操作することが可能です。ただし、指紋認証センサーが背面に配置されているため、ロック解除に使える指に制限がある点に注意が必要です。


SIMカードを挿し込んで
APNを選ぶだけで接続完了!
P20 liteには、国内の大手NVNOを中心に23種類のAPN設定がプリセットされています。量販店で購入できるSIMカードならほぼ対応していると考えて良いでしょう。SIMカードを挿し込むと自動的にAPN設定画面が表示されるのでIIJmioを選択するだけで接続が完了します。P20 liteにはSIMカードスロットが2基搭載されていますが、デュアルスタンバイ(DSDS)には対応していない点に留意しておきましょう。
使った場合の月額料金
※端末代を分割支払いとした場合の月額料金を
シミュレートしたものです。
代表的な料金の格安SIMとしてIIJmioのプランを
利用しています。
-
-
- 月々
2,450円(税抜)
-
-
-
- 月々
3,070円(税抜)
-
-
-
- 月々
4,110円(税抜)
-
ライフ性能はいまひとつも急速充電でカバー可能

僅か10分で24時間の連続待ち受けができる水準まで充電することが可能。編集部の実機テストでは、約30分で半分程度の充電が行えることを確認しています。
P20 liteに搭載されるバッテリー容量は、3000mAhと一般的な水準には達しているものの、上位モデルと比べるとやや控えめ。さらに同シリーズの上位モデル「P20」や「P20 Pro」のようにAIによる省電力化が行われないため、動画の再生テストの結果を見てもややライフ性能に不安が残ります。しかし、高電圧による急速充電技術に対応しているため、短い時間で必要十分な電力を蓄えることが可能。また、動画やゲームといった負荷の掛かりやすい動作を行わなければ、朝から晩まで一日中持ち歩いても十分に利用できるだけのライフ性能を誇っているため、不足を感じることはないでしょう。
初めての人こそスマホの指標としたい1台
スマホの性能向上に伴って本体価格も全体的に上昇傾向にある昨今、「ちょうどいい」を求めるユーザーの強い味方が「P20
lite」のような価格のお手頃さと性能のバランスに長けたモデル。
複雑なグラフィック処理を必要とする3Dゲームや動画編集などの操作には物足りなさが否めませんが、写真の撮影やWebブラウジング、メール、SNSといった日常使いであれば、その性能は必要十分。いや、それ以上の水準を持っていると言えるでしょう。よほど使い込まない限り、性能に不足を感じることはないと言っても過言ではありません。
P20
liteで必要十分。また、不足を感じなければ、今後もエントリーモデルからミドルモデルを選び、不足を感じるようならハイエンドモデルにステップアップするといった具合に、指標となる端末として編集部が胸を張ってオススメできる1台と言えるでしょう。

当記事の内容は、家電批評編集部による検証テストの結果を元に制作しております。検証結果は測定環境によって変動し、各製品のパフォーマンスを保証するものではございません。スペックについては、2018年7月31日現在での情報となります。













