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スマートフォンに負荷を掛けるため、ディスプレイを最大輝度にセットし、YouTubeの連続再生時間を計測。バッテリー切れまでの時間が長いほど高得点としました。
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プロのカメラマンが撮影した作例写真をディスプレイに表示し、色彩が忠実に表現されているかという点や解像度などを厳しくチェックして採点します。
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操作性はもちろん、持ちやすさやボタンの位置など、使い勝手に関する部分をくまなくチェック。加えて、画面サイズに対する重さの比率でも採点しています。
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SIMの通信速度と比べ、環境に左右されにくい高速回線に接続されたWi-Fiを利用して上りと下りの通信速度を測定。スマートフォンが持つ最大通信速度を導きます。
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思い出の瞬間を鮮やかに残すカメラ機能もスマートフォン選びの重要な要素です。機能の使いやすさと写真のクオリティをプロカメラマンがジャッジします。
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「Antutu」と呼ばれるベンチマークアプリを使ってスマートフォンの計算速度や3D描画性能などをチェックします。スコアが高いほど高性能と判断できます。
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CPUやメモリ、内蔵ストレージなどは、直接的に見えませんが性能を大きく左右する重要なパーツです。どのパーツを搭載しているか、そして容量をチェックします。
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やっぱり気になるのは、本体価格。ここでは、IIJmioのオンラインショップで購入した場合の本体価格をもとに、コストパフォーマンスを検証していきます。
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おサイフケータイにテレビ、防水・防塵などの機能が搭載されているかチェック。編集部が用意した10項中、いくつの機能が搭載されているかチェックします。
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格安SIMと呼ばれるNVNO事業者のSIMカードを利用する場合は、通信設定が必須です。格安SIMをセットして使えるようになるまでの手順から親和性を導き出します。








- バッテリー
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- 4pt
4時間
57分20秒
- ディスプレイ
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- 7pt
- 通信速度
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- 2pt
39.91Mbps
- 持ちやすさ
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- 4pt
30.36g/
1インチ
- カメラ
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- 3pt
- ベンチマークスコア
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- 3pt
45016※
- ハードウェア性能
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- 7pt
- コストパフォーマンス(価格)
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- 10pt
1万6,800円
- 付加機能
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- 1pt
- 格安SIMとの親和性
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- 6pt
APN設定あり
4タップで接続
SPEC
- サイズ・質量
- W77.0 × H156.1 × D8.3mm・約167g
- ディスプレイ
- 5.5インチ(1920 × 1080)
- カメラ
- メイン1300万画素・サブ500万画素
- ROM・RAM
- 16GB・3GB
- CPU
- Qualcomm Snapdragon 617
(オクタコアCPU)
※この数字はベンチマーク測定アプリのスコアを記載しています。
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高級感と高剛性を両立した
ボディが所有欲を刺激!削り出し加工によって製造されたアルミボディは、見た目の美しさと堅牢性を両立。ブラスト加工によって指紋が付きにくくグリップ感と心地よい触り心地も◎。洗練されたデザインと素材感、そして使い心地の良さで所有欲を刺激してくれます。
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シーンごとにSIMが選べる
同時スタンバイに対応!ビジネスやプライベートと言った具合にシーンごとに通信会社を切り替えられる「デュアルSIMスタンバイ」に対応。シーンごとに切り替えるほか、音声通話とデータ通信は別のSIMを使ってお得に運用すると言った賢い活用法も見出せます。
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高品位でデザイン性は〇
しかし、性能は価格なりVAIOブランドならではの高いデザイン性と質の高いボディを採用しながら2万円以下という価格設定は〇。しかし、実測テストの結果は振るわず、スペックも平凡。カメラの性能にも物足りなさが感じられるため、価格なりの性能と言えます。
素早い起動と操作性に優れるが画像は正直イマイチ
スマートフォン本体が持つ操作性や触り心地の良さに重点を置いているVAIO Phone A。側面が角ばっているフォルムと適度な重さがあるため、カメラを横向きに構えた時の持ちやすさは抜群。物理ボタンによるシャッターボタンも適度な位置に配置されているため自然と行なえます。カメラの起動速度も速く、撮りたいと思った瞬間に撮影が始められるのもうれしいところ。画質は、彩度こそ高いものの全体的にシャープが甘く、コントラストも低いため、やや暗くてボンヤリとする印象。色温度の対応にやや甘さも見受けられます。 フォーカス操作は、エリア選択のマークが大きいため、簡単に大まかなエリアが選べますが、細かなフォーカスを行なうにはややコツが必要となります。どちらかというとビジネスユースを想定した機能や性能に重きを置いている機種であるため、カメラの性能に過度な期待をするのは禁物です。
低反射で視野角が広いディスプレイで見やすさを演出


搭載される液晶ディスプレイは、画面そのものの反射率が低く、視野角が広いため見やすいモノと言えます。やや青みが強いためクールな印象を受けますが、全体的にキレイに表現してくれます。ただし、暗い人物写真を表示させると肌の色が悪く見えてしまいます。
妥協無きデザインと持ちやすさはピカイチ!
VAIO Phone Aの醍醐味は、何より洗練されたデザインと触り心地の良さ。アルミニウムを削り出しで製造されたボディの背面にはブラスト加工が施されており、手触りの良さはもちろん指紋や汚れが付きにくいといったメリットもあります。搭載されるディスプレイは、5.5インチの大型モデル。比例してボディは大きくなりますが、片手でも十分に使いこなせるサイズ感と言えます。側面のエッジが程よく効いているため持ちやすさも抜群。質量は、約165gと重量級ですが、数値ほど重さを感じさせない持ち心地と自重があるからこそ得られるグリップ感で使い勝手の良さをサポートしてくれます。


設定画面からSIMの事業者名を選べばOK!
SIMを挿し込むと自動的に事業者名の設定画面が表示されるスマホもありますが、VAIO Phone Aはこの機能が備わっていないため手動で設定画面を開く必要があります。「設定」→「もっと見る」→「モバイルネットワーク」→「アクセスポイント名」から事業者を選びましょう。国内の主要SIMならほとんど対応しているので設定もラクラク。
使った場合の月額料金
※端末代を分割支払いとした場合の月額料金を
シミュレートしたものです。
代表的な料金の格安SIMとしてIIJmioのプランを
利用しています。
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- 月々
2,325円(税抜)
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- 月々
2,945円(税抜)
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- 月々
3,985円(税抜)
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豊富な通信機能と強靭さで
ビジネスユースをサポート
VAIO Phone Aは、SIMフリーであることはもちろん、ふたつのSIMを同時に挿し込んで待ち受けできるデュアルSIMスタンバイ機能やテザリング、高速通信を実現する「VoLTE」や「キャリアアグリ

選択肢が多く、安定した通信性能はビジネスの強い味方。モバイルユースに求めらえる堅牢性にも優れています。
ゲーション」に対応するなど、自由度の高い通信機能を搭載。多彩なシーンでの通信性能が求められるビジネスシーンを強力にサポートしてくれるでしょう。また、アルミニウムの削り出しで製造されたボディは、強靭かつスタイリッシュ。汚れも目立たず、清潔感にも溢れます。忙しく飛び回る現代ビジネスマンの良き相棒として重宝されることでしょう。
コスパモデルと割り切って選ぶ必要がある
先進的かつ高品位なノートPCを続々と世に送り出したVAIOブランドでありながら低価格を実現したVAIO Phone A。国内の専任技術者によって1台ずつ仕上げ、チェックを行っている事に加え、落下などの破損リスクを想定した品質試験を繰り返されているため、ボディの性能に関しては高い品質を保っていると言えます。

しかし、スペック面を見ると突出した部分が無く、CPUを除けば一昔前のスマートフォンに近い部分もあります。実測テストの結果も振るわない部分も多く見受けられたため、性能面に関しては価格なり。コスパモデルと割り切って選ぶ必要がある1台と言えるでしょう。
当記事の内容は、家電批評編集部による検証テストの結果を元に制作しております。検証結果は測定環境によって変動し、各製品のパフォーマンスを保証するものではございません。スペックについては、2017年6月30日現在での情報となります。
*価格情報は、最新の情報となります。












