携帯電話番号を変えずにキャリアを乗り換えられる制度のことを「MNP(エムエヌピー:Mobile Number Portability)」といいます。MNPは、いわば「電話番号のパスポート」のようなものです。この制度を利用することで、新しいキャリアでも今の番号をそのまま使い続けることができます。
今回は、MNPの手続きに欠かせない「MNP予約番号」について、取得方法や有効期限、さらに番号の発行が不要になる「MNPワンストップ」とともに詳しく解説します。
1 MNP予約番号とは
MNP予約番号とは、MNPの手続きで使用する10桁の識別番号です。ユーザーが「今の番号を他社でも使いたい」という意思を持っていることを証明するような仕組みになります。
もし取得しなければ、新しいキャリアでは新規の電話番号が割り当てられてしまい、今の番号を使い続けることができません。新旧のキャリア間で正確に情報を連携するために必要とも言えます。
MNP予約番号の発行タイミングはキャリアや申込方法によって異なりますが、多くのキャリアではWeb申請なら即日〜当日に通知されます。
MNP予約番号が必要なケース
MNP予約番号が必要になるのは、電話番号を変更せずに他のキャリアに乗り換える場合です。
現在契約中のキャリアで番号を発行してもらい、乗り換え先のキャリアで契約する際にその番号を伝えることで、スムーズにこれまで使っていた電話番号が引き継がれます。
2 MNP予約番号の取得方法
MNP予約番号の取得は、主に3つの方法があります。
オンライン(ウェブサイト)
各キャリアの会員ページ(My docomo、My au、My SoftBankなど)から申し込む方法です。24時間いつでも手続きでき、待ち時間もありません。ただし、MNP予約番号の発行自体は時間が決まっているケースもあるので、注意しましょう。
主なキャリアの取得先は以下になります。
| キャリア | ページ |
|---|---|
| NTTドコモ(ahamoも含む) | My docomo |
| au | My au |
| ソフトバンク | My SoftBank |
| 楽天モバイル | my 楽天モバイル |
| UQモバイル | My UQ mobile |
| Y!mobile | My Y!mobile |
電話
2つ目が、専用のコールセンターに電話してオペレーターに依頼する方法です。不明な点をその場で質問しながら進められます。ただし、混雑時はつながりにくいことがあります。
| キャリア | 連絡先 | 対応時間 |
|---|---|---|
| NTTドコモ | NTTドコモの携帯電話:151 一般電話:0120-800-000 |
9:00~20:00 |
| au | 0077-75470 | |
| ソフトバンク | ソフトバンクの携帯電話:*5533 一般電話:0800-100-5533 |
|
| UQモバイル | 0120-001-659 | 9:00~20:00 |
| Y!mobile | 0800-222-8449 | 9:00~20:00 |
※ahamoは原則オンライン手続きです。店頭でのMNP予約番号取得には対応していません。
店頭(キャリアショップ)
3つ目が、キャリアショップに足を運んで手続きする方法です。店頭スタッフが対面で対応してくれるため、スマホの操作が苦手な方でも安心です。ただし、来店予約の手間や待ち時間が発生します。また、一部のキャリアでは店舗対応していないことあるため注意が必要です。
手数料について
手数料は原則無料です。ただし、一部のキャリアでは電話や店頭で対応する場合、手数料がかかることもありますので、事前に確認しておきましょう。
3 MNP予約番号の注意すべきルール
MNP予約番号を扱う上で、注意すべき点が2つあります。
- MNP予約番号には有効期限がある
- MNP予約番号を取得しただけでは元のキャリアを解約したことにならない
それぞれについて解説します。
MNP予約番号には有効期限がある
MNP予約番号の有効期限は、発行日を含めて15日間です。期限を過ぎると自動的に失効するため、その場合は再発行の手続きが必要となります。
また、乗り換え先のキャリアでは、手続きのために独自の残存有効期限を定めている場合が多いです。MNP予約番号自体の有効期限は発行日を含めて15日間ですが、乗り換え先のキャリアによっては10日以上、7日以上といった残存有効期限が定められています。
たとえばIIJmioの場合は、Webで契約を申し込む場合、MNP予約番号の有効期間が7日以上残っている必要があります。
MNP予約番号の有効期限が、乗り換え先の「残存有効期限」より短いと、エラーになって申込手続を進められなくなります。そのため、MNP予約番号を取得したら速やかに乗り換え手続きを行うことが鉄則でしょう。
MNP予約番号を取得しただけでは元のキャリアを解約したことにならない
よく勘違いしやすいポイントは、「MNP予約番号を取得しただけでは現在のキャリアとの契約が続いている」という点です。つまり、予約番号だけで現在のキャリアが解約となるわけではありません。
乗り換え先のキャリアと契約して初めて旧キャリアの契約が解約されるのです。有効期限内に別のキャリアに乗り換えなければ、現在のキャリアの契約がそのまま継続されることになります。
4 予約番号が不要になる「MNPワンストップ」
ところで、MNPには予約番号取得が必須というわけではありません。MNP予約番号取得を不要にする「MNPワンストップ」という制度があるのです。
「MNPワンストップ」とは、現在のキャリアでのMNP予約番号の取得が不要で、別のキャリアに乗り換えられる制度です。2023年5月24日から開始されました。
現在のキャリアと乗り換え先キャリアの両方がMNPワンストップに対応していれば、乗り換え先キャリアでWeb申し込み手続きをするだけでMNPでの乗り換えを完結できます。
主要4キャリアやIIJmioを含む複数のMVNOがMNPワンストップに対応しています。MNP予約番号の取得手順を省略できるため、従来よりスムーズに乗り換えしやすい制度です。ただし、利用できるのは対応キャリア同士のWeb手続きに限られ、申込内容によっては従来どおりMNP予約番号が必要になる場合があります。
MNPは難しくない!IIJmioへの乗り換え手順
MNPワンストップの例として主要キャリアからIIJmioへの乗り換え手順を紹介します。
IIJmioのウェブサイトにアクセスし「ご購入・お申し込み」のボタンをタップして申し込みページに移動します。
事前に用意するものなどを確認しながら画面をスクロール。Webから直接申し込む場合は「事前支払いしたものはない(通常)」を選択します。
MNPで乗り換えるので「他社から乗り換え(MNP)」を選択。SIM、料金プラン、同時購入する場合は端末、任意でオプションサービスを選択します。
申し込み内容を確認し、家族で申し込む場合は「もう1枚申し込む」、1回線のみの場合は「しない」を選択します。
乗り換える人の情報やMNPで乗り換える電話番号、キャリアなどの各種情報を入力。MNP予約番号の確認では「持っていない(MNPワンストップ)」を選びます。
契約者情報やクレジットカードを登録し、本人確認書類を提出すると手続きは完了です。この後、申し込み完了画面または登録メールアドレスに送信されるメール本文に記載されたURLにアクセスし、MNPワンストップの手続きを完了させましょう。
SIMカードの場合は最短で3~4日程度で届きます。eSIMの場合は最短即日で完了メールが届きますので、メールの内容に従って初期設定を進めましょう。
5 乗り換えを検討しているならIIJmioがおすすめ
今回はMNP予約番号について、概要から取得方法まで解説してきました。ご紹介したように、最近はMNPワンストップを利用することが多いため、実際に自分で取得することは少ないかもしれませんが、「MNP」という制度を理解するためにも知っておくことは重要です。
通信キャリアの乗り換えを検討しているなら、MNPの手続きが簡単、料金も魅力的なIIJmioがおすすめです。料金プラン「ギガプラン」は2GB、5GBといった小容量も充実しつつ、35GB、45GB、そして55GBといった大容量もあり、8種類もの通信量から選べるようになっています。月々の出費を抑えたいという方にピッタリです。SIMカードのほか、eSIMも提供しているので、他社からの乗り換えも簡単です。
さらには、最新のものを含め、幅広いスマートフォンのラインアップを誇り、お手軽な機種からハイエンドのAIスマホまで、あなた好みの1台に出会えるはず。MNPで他社回線からIIJmioへ乗り換える人に向け、スマホをお安くご購入いただけるキャンペーンもたびたび実施されていますので、ぜひIIJmioのキャンペーンページもチェックしてみてください。