OPPO Reno13 Aを実機レビュー〜“スペック以上”の満足感?使ってわかったOPPO AIの魅力~

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OPPOが2025年6月26日に発売したReno Aシリーズの最新モデルであるOPPO Reno13 Aを使い込んでみました。OPPO Reno13 Aはミドルレンジモデルながら、OPPO独自のColorOS 15を活かした豊富なAI機能が快適に利用できる機種です。

今回、OPPO Reno13 Aを2週間使用し、豊富なAI関連機能や、バッテリーの充電速度、カメラ性能を測定・確認したレビューとともに解説します。

新たにスマホの購入を考えている方、機種変更を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください!

1 OPPO Reno13 Aとは?

OPPO Reno13 Aは、OPPOのスマートフォンラインアップの中ではハイエンドモデルであるFind Xシリーズ、ミドルレンジモデルであるRenoシリーズ、ローエンドモデルであるAシリーズの中で、Renoシリーズの中心的なモデルに位置付けられています。

OPPO Reno13 Aは前モデルのOPPO Reno11 Aと比べ、ColorOS 15の搭載によって購入後すぐに使えるAI関連機能が増加、バッテリー容量もReno Aシリーズ最大となる5,800mAhに拡大されています。

また、システム劣化防止機能の有効期間がOPPO Reno11 Aの4年間から5年間に延長されるなど、税込5万円以下の予算で、AI機能を活用し、長く快適に使えるミドルレンジスマートフォンを探している方の次の候補として、検討していただきたい1台に仕上がっています。

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2 OPPO Reno13 Aの特長を確認!

OPPO Reno13 Aの主な仕様を、各項目別に解説します。OPPO Reno13 Aに搭載されたAI関連機能や、長く快適に使えるための仕組みは、次の段落でさらに詳しく説明します。

項目 OPPO Reno13 A
プロセッサ Qualcomm Snapdragon 6 Gen 1
ストレージ(ROM) 128GB
外部メモリ 最大1TBのmicroSDXCカードが利用可能
メモリ(RAM) 8GB(最大16GB相当まで拡張可能)
生体認証ディスプレイ内指紋認証
顔認証
ディスプレイサイズ 約6.7インチ
ディスプレイリフレッシュレート 最大120Hz (120Hzと60Hzの可変)
アウトカメラ(メイン) 広角:約5,000万画素(f1.8、光学式手ぶれ補正機構)
超広角:約800万画素(f2.2、画角112°)
マクロ:約200万画素(f2.4)
インカメラ 約3,200万画素(f2.4)
バッテリー容量5,800mAh(定格値:5,640mAh)
充電 45ワット急速充電対応
外部接続端子 USB-C端子 (USB 2.0)
スピーカー ステレオ
本体カラーチャコールグレー
アイスブルー
ルミナスネイビー
外寸高さ:約162mm
幅:約75.mm
厚さ:約7.8mm
重さ 約192g
Bluetooth Bluetooth 5.1規格対応
Wi-Fi Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
NFC おサイフケータイ対応
SIMタイプカードスロット 2枚 (microSDカードと物理SIMは排他仕様)
防水防塵 IPX8/9、IP6X
その他 AI写真編集機能
ColorOS 15によるAI文章編集機能
フォンマネージャーとシステム劣化防止機能

写真と文章に対応する豊富なAI機能

OPPO Reno13 Aは、AIエディターやAI StudioなどのAI写真編集機能と、AIサマリーやAIライターなどのAI文章編集機能が利用できます。

システム劣化防止機能の有効期間延長などで、長く快適に

OPPO Reno13 Aは、ウィルスチェック、ストレージやメモリの状態をチェックして最適な状態に保つ「フォンマネージャー」を搭載しています。

また、いつまでもスマートフォンの軽快な動作を実現するためのシステム劣化防止機能の有効期間が、前機種であるOPPO Reno11 Aの4年間から5年間に延長されました。

5,800mAhの大容量バッテリーと45W急速充電

OPPO Reno13 Aは、OPPO Reno Aシリーズとして最大となる5,800mAhのバッテリーを搭載し、前機種であるOPPO Reno11 Aの5,000mAhからバッテリー容量が大幅に増加しました。また、充電時には45W急速充電が利用可能です。

ステレオスピーカーの採用

OPPO Reno13 Aはステレオスピーカーを新たに搭載したことで、モノラルスピーカーだったOPPO Reno11 Aと比べて、音楽再生時の音の広がりが感じられます。

高い耐久性と、防水防塵性能

OPPO Reno13Aの耐衝撃性能は、米軍のMIL-STD-810H認証(MIL規格)に準拠、防水防塵は、IP68とIP69に対応するなど、本体の落下や水濡れへの耐久性を高めています。

3 OPPO Reno13 Aの豊富なAI機能

OPPO Reno13Aで利用可能なAIサマリー、AIスピーカー、AIライターを、メールとWebページで使ってみました。

受信したメールに対してAIサマリー、AIスピーカーを活用

これらのAI機能を利用するには、画面右側からスライドして表示させるスマート機能を活用します。
サンプルメールを作成し、AIサマリーを使うと、メールの主な内容の要約が表示されました。長いメールの論点を簡潔に確認する際に、AIサマリーは便利に活用できます。

また、AIスピークはメール本文を女性または男性の声で読み上げてくれます。たとえば家事中でゆっくり操作する時間がない、長いメールで画面をスクロールしながら確認する時間がない場合などに、読み上げられた音声で確認できます。

メールの返信を、AI ライターで簡単作成

AIライターへの指示は、簡単な内容で構いません。その内容をもとに「簡潔」「ディテール」「礼儀正しい」の、どのトーンで返信文を生成するかを設定し、画面下部の生成ボタンを押します。
メール送信者の質問に対する適切な回答と、週末に会いたいとの要望に対する適切な提案が記された文章が生成されました。

宛先の田中様、送信者名の山田太郎もAIライターにて生成されましたので、返信文として用いる際はこれらを修正するだけです。

得意先への連絡や慶弔に関することなど、「礼儀正しい」メールを作成する際は相手に失礼にならないように文章を何度も読み返したり、時候の挨拶は何が適切かを確認したりするなど時間を要することがありますが、OPPO Reno13 Aならそうした作業をAIライターが行ってくれます。

WebページでもAI サマリーやAIスピークが利用可能

AIサマリーとAIスピークは、メールやメモだけではなくWebページでも利用可能です。

4 カメラのレビュー

OPPO Reno13 Aのカメラの性能は、ミドルレンジのスマートフォンとして十分満足できる性能を持っています。下記のような明るい部分と暗い部分が混在している場面でも、両方がきれいに写るように調整するオートHDR機能によって、自動的に調整してくれます。

ただし、同じ日の同じ時刻に同じ場所で方向を変えて撮影した下記の写真のような遠景では、オートHDRが上手く働かないことがありましたので、その際はピントや露出を合わせる撮影対象物をタッチ操作で指定するか、PROモードで露出やホワイトバランスを調整するのが良いでしょう。

OPPO Reno13 Aでは、光学望遠の倍率として、0.6倍、1倍、2倍が選択可能です。

写真アプリで、豊富なAIエディター機能を活用

OPPO Reno13 Aに搭載された写真アプリのAIエディターで、AI消しゴム 2.0、鮮明度強化、ぼけ除去、反射除去を使って風景写真を加工してみました。

左側の元画像を、AI消しゴム 2.0を使って対象物を消し(①)、鮮明度強化を使って空の青さを強調(②)、ぼけ除去で細部をくっきりさせた後、反射除去を使って葉の表面の反射を抑えています(③)。

なお、AI消しゴム 2.0で対象物を消す際に、周囲の白線やゴミも、消す対象物と自動認識されました。

AI Studioを使って油絵や水彩画調に仕上げることも可能

OPPO Reno13 AにはAI機能を利用した写真加工アプリとして、OPPOアカウントを登録すると利用できるAI Studioも搭載されています。

AI Studioでは、撮影した人物の雰囲気や背景を大きく変更するAIポートレート、風景写真などを水彩画や油絵のような雰囲気に変更するAIリイメージ、海の写真における波やペットを撮影した写真の動物が動くアニメーションに仕上げるAIモーションが利用可能です。

今回は、AIポートレートを利用して風景写真をCrayon(クレヨン)調にしてみました。写真下段が元の画像で、上段がCrayonに加工された後の画像です。

5 フォンマネージャーで本体の状態を簡単に最適化

OPPO Reno13 Aには、本体の状態をいつでも最適に保つ「フォンマネージャー」が搭載されています。
フォンマネージャーでは、「ストレージのクリーンアップ」、「ウィルスとリスク」「システムブースト」「アプリ管理」が利用可能です。

ストレージのクリーンアップでは、削除しても問題なさそうな不要なファイルが提案され、それに同意した場合はファイルが削除されてストレージの空き容量が増加します。

ウィルスとリスクを利用すれば、ユーザーが気付かないうちに入り込んでいた危険なアプリがないか調査され、結果が表示されます。

システムブーストでは、実行中のアプリで利用が終了したものをチェックし、「今すぐブースト」を選択することで、それまで使われていたメモリを開放し、快適に動作する状態を維持できます。

フォンマネージャーが搭載されていない他のミドルレンジスマートフォンでは、以前と比べて動作が遅いと感じた際にユーザー自身がバックグラウンドで動作しているアプリを「設定」から探して強制終了したり、スマートフォンの再起動を試したりする必要があります。OPPO Reno13 Aなら、そうした手間を減らしてくれます。

6 OPPO Reno13 Aのディスプレイは、普通の手袋をしたまま操作可能

OPPO Reno13 Aには、ユーザー補助機能として「手袋モード」が搭載されています。他の多くのミドルレンジスマートフォンでは、手袋をした指先でのタッチ操作に画面が反応しません。
そのため、冬などに手袋をしたまま操作したい場合は、手袋の指先に導電性素材が編み込まれているものを使う必要があります。

OPPO Reno13 Aの手袋モードをオンにすれば、そうしたスマートフォン操作対応手袋を使わなくても画面のタッチ操作が可能です。そのため、冬場の寒い野外でも操作する際に手袋を外す必要がないので、長く操作しても手が冷たくなることはありません。

また、OPPO Reno13 Aは画面のリフレッシュレートを切り替えることができ、「高」の120Hzに設定すると画面のスクロール時など動きが速い場面でも滑らかに表示されます。
バッテリー残量が少なくなった場合は、画面リフレッシュレートを「標準」に設定することで最大60Hzに設定され、バッテリー消費がおさえられます。

画面リフレッシュレートの設定には「自動選択」も用意されています。通常はこちらを選択することで、使用状況やアプリに応じた最適なリフレッシュレートに調整されます。

7 バッテリー消費と充電時間を確認

ミドルレンジスマートフォンの有線充電は30W以下というモデルが多く見られますが、OPPO Reno13 Aは、45W急速充電に対応しています。45W急速充電を行うには、出力が45W以上の充電器を使用しましょう。

バッテリー残量10%の状態から最大出力67Wの充電器を使用してバッテリー残量100%になるまでに要した充電時間は、1時間18分でした。

8 O+ConnnectでiOSデバイスと写真や動画を送受信可能

OPPO Reno13 Aで撮影した写真や動画などのファイルは、iPhoneなどのiOSデバイスに「O+ Connect」アプリをインストールすることで、簡単に送受信可能です。そのため、iPhoneユーザーとのやり取りにも困りません。

9 OPPO Reno13 Aのおすすめ対象ユーザーや販売価格

OPPO Reno13 Aは、税込5万円以下で販売されているミドルレンジスマートフォンながら、利用できるAI関連機能や、長く快適に使えるための機能が豊富なのが特長です。

近年話題のAIを手軽に使いたい方にとって、ぴったりの1台と言えます。また、高い防水・防塵性能や5,800mAhのバッテリー容量など、快適な動作環境で長く使いたいユーザーにも適しています。

2025年9月現在、IIJmioでのOPPO Reno13 Aの通常価格は、一括払いなら48,800円、24回分割払いなら月々税込2,036円です。
さらに、IIJmioが実施するキャンペーン期間中であれば、よりお得な価格で購入できます。
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