motorola moto g05を実機レビュー〜お得な価格と性能のバランスが取れているスマホ〜

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今回は、かなりお買い得な販売価格ながらヴィーガンレザーの採用による質感の高さと明るく大きなディスプレイ搭載で注目を集める、motorola moto g05(以下、moto g05)をじっくり使い込んでみました。
カメラの基本性能をさまざまな場面で写真撮影して2倍ズームの効果を確認したほか、撮影した写真を晴れた屋外で確認する際も大きく明るいディスプレイにより見やすくなったのがわかりました。
新たにスマホの購入を考えている方、機種変更を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください!

1 motorola moto g05とは?

moto g05は、長年携帯電話を製造販売しているMotorolaの最新スマートフォンの中でも、低価格ながら十分な性能を実現した特にお買い得なモデル(エントリーモデル)です。

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販売価格が安いといっても、本体の素材やデザインは十分満足できるものとなっています。評判の良かった前モデルのmoto g24を更に改良したことで、Motorolaらしい飽きのこないスマートフォンに仕上がっています。

特に、本体素材として背面にヴィーガンレザーを採用したことで、光沢を抑えた落ち着いた雰囲気を実現しただけではなく、手に持った際に滑りにくく、触れる感触も良くなりました。

moto g05はデザインだけではなく、カメラやディスプレイも改良されました。詳細は後述するレビューでご紹介します。
また、生体認証では、セキュリティを確保しながら簡単にロック解除できる指紋認証や顔認証に対応しています。

moto g05はmoto g24をベースにさまざまな部分が改良されながら、今では貴重な3.5mmヘッドホン端子を引き続き搭載していることで有線イヤホンやヘッドホンが使えるのも、愛用者には嬉しいポイントです。

2 販売価格

2025年5月現在、IIJmioでのmoto g05の通常価格は、一括払いなら税込2万円以下の19,800円、24回分割払いなら月々税込826円です。

さらに、IIJmioが実施するキャンペーン期間中であれば、よりお得な価格で購入できます。詳しくは以下からご確認ください!

moto g05の詳細はこちらから!

3 motorola moto g05の特長を確認!

moto g05の特長を、各項目別に解説します。ストレージとメモリ、改良されたRAMブーストは次の段落でさらに詳しく説明します。

プロセッサ MediaTek Helio G81 Extreme
ストレージ(ROM) 128GB
メモリ(RAM) 8GB
生体認証 指紋認証
顔認証
ディスプレイサイズ 約6.7インチ(リフレッシュレート:90Hz)
アウトカメラ(メイン) 約5,000万画素(f1.8)
インカメラ 約800万画素(f/2.05)
バッテリー容量 5,200mAh
充電 18ワット急速充電対応
外部接続端子 USB-C端子(USB 2.0)
スピーカー ステレオ
ヘッドホン端子 3.5mmヘッドホン端子搭載
本体カラー フレッシュラベンダー
ミスティブルー
外寸 高さ:165.67mm
幅:75.98mm
厚さ:8.17mm(最薄部)
重さ 約188.8g
Bluetooth Bluetooth 5.4規格対応
Wi-Fi Wi-Fi 802.11 a/b/g/n/ac
NFC 対応
SIMタイプカードスロット 2枚 (microSDカードと物理SIMは排他仕様)
音声コントロール Googleアシスタント対応(内蔵マイクで利用可能)

本体だけでも128GBと、安心のストレージ

moto g05はストレージとして本体に128GBを確保しています。microSDカードを使うことで最大1TBまで拡張でき、写真や動画が増えても記憶領域を増やせる安心設計です。

RAMブーストで最大24GBまで拡張できるメモリ

moto g05は本体に内蔵した8GBのメモリに加え、Motorola独自のRAMブースト機能によって、最大24GBまでメモリを拡張できるようになりました。拡張機能の内容は、後ほど説明します。

指紋だけではなく顔にも対応している生体認証

生体認証は、本体右側面の電源ボタンに内蔵された指紋認証に加え、短時間でのロック解除では顔認証も使えます。顔認証でのロック解除は、本体を傾けて画面をのぞくだけの簡単動作です。

アウトカメラは約5,000万画素で、f1.8の明るいレンズを搭載

AIポートレート機能で、写真雑誌のような“ぼけ”を活かした写真に仕上げることができます。
また、moto g05には新たに2倍ズームが搭載されました。これまではデジタル加工で拡大していた遠くの風景も、moto g05ならレンズの効果で拡大できますので画質が劣化しません。

パワーアップしたバッテリー容量

バッテリー容量は、moto g24の5,000mAhから5,200mAhに増加しました。増加した容量を、ディスプレイを明るくすることにも、バッテリー駆動時間を長くすることにも、活用できます。

18ワットの急速充電にも対応

moto g05は、スマートフォンでは標準的な充電端子であるUSB-C端子を通じた18ワット急速充電に対応。これまでよりも短い時間でフル充電できます。

4 外観レビュー(各部の写真を1眼ミラーレスカメラで撮影)

moto g05の背面パネルはヴィーガンレザー仕上げで、moto g24と比べて光沢を抑えた落ち着きのある仕上げになっています。

moto g05(左側)と
moto g24(右側)の比較

moto g05の背面拡大

5 カメラのレビュー

2倍ズームの効果を確認するために、奥行きのある風景を撮影しました。下記の写真は、標準(1倍)で撮影したものです。

標準(1倍)

2倍ズームで撮影すると、遠くの山並みがはっきり見えるようになったのがわかります。

2倍ズーム

2倍ズームはソフトウェアで2倍に拡大しているのではなく、2倍に対応したズームレンズで拡大されています。そのため、2倍ズームで撮影したもののほうが細部までくっきりとしているのが、下記の比較写真で確認できます。

元の風景

標準で撮影したものを拡大

2倍ズームで撮影したものは
細部まで明瞭

moto g05には、AIポートレート機能も搭載されています。これはカメラアプリの「ポートレート」モードのことで、人物や対象物の背景を、AIを用いてわざとぼやけた状態にすることで、撮影対象が際立った状態にする機能です。

どの程度、背景がぼやけた状態にするか(ぼかし度)は、カメラアプリの「ポートレート」の画面内のスライドバーを動かすことで、0〜100まで設定できます。

ぼかし度0

ぼかし度50

ぼかし度100

ぼかし度0

ぼかし度50

ぼかし度100

6 ディスプレイのレビュー、旧機種との比較

moto g05のディスプレイは、moto g24から大きさと明るさが改良されました。明るさでは、高輝度モードを搭載したことで、晴れた日の屋外でもスマホの画面がはっきりみえます。

moto g05

moto g24

高輝度モードを利用するとバッテリー消費が増えますが、直射日光があたる屋外での使用が多いユーザーには明るさ設定の選択肢が増えたという点で嬉しい改良です。特に、晴れた日の屋外で撮影直後の写真を確認する際は、違いが明確でした。

下記画像は、moto g24(左側)とmoto g05(右側)を比較したものです。どちらも、明るさのレベルは100%に設定しています。ホーム画面の検索ボックス(画面中央付近の白い部分)を比べれば、moto g05がmoto g24よりも明るいのがわかります。

なお、moto g05のディスプレイサイズは約6.7インチで、moto g24の約6.6インチよりも大きくなっています。

7 RAMブースト機能比較

RAMブーストにおける拡張メモリ容量が、moto g24の2GB、4GB、8GBから新たに自動と16GBが追加され、本体メモリの8GBと合わせて最大24GBまで拡張できるようになりました。

moto G24の
12GB設定

moto G05の
自動設定

moto G05の
24GB設定

拡張メモリ容量が増えたことにより、多数のアプリを同時に利用する際や、写真加工アプリなどを使用する際など、合計16GBでは処理が遅いと感じていた場面での動作が改善されています。

8 バッテリー容量と駆動時間

moto g05のバッテリー容量は5,200mAhと大きく、バッテリーマネージャやバッテリーセーバー機能を活用、ディスプレイの明るさを最適化すれば、フル充電された状態では最大2日間使えます。

9 購入を検討する前に注意すべき点

2倍ズームやポートレートモードを活かした写真撮影や、大きく明るくなったディスプレイでのメールのやりとりやソーシャルメディアへの投稿など、快適に使えるmoto g05ですが、苦手な場面もあります。

moto g05はRAMブーストでメモリを増やすことができますが、プロセッサは3Dを多用するような高い処理能力が求められるゲームをプレイする用途には向いていません。また、おサイフケータイ機能には非対応です。

10 おすすめの対象ユーザーとその理由

moto g05は、価格を抑えたスマートフォンながら、2倍ズーム対応のカメラ性能が搭載されています。さらに、RAMブーストにより動作がスムーズなモデルに仕上がっていることがわかりました。

また、大容量バッテリーの搭載により長い動作時間を実現していますので充電回数も減らすことができ、「朝はフル充電だったのに夕方になるとバッテリー残量が少ない」という不安を解消しています。

通話をする、メールやメッセージのやりとり、ソーシャルネットワークを利用する、カメラで写真撮影を楽しむという機能を、明るく大きなディスプレイで利用できるmoto g05は、基本機能をしっかりおさえながら販売価格も重視するユーザーが最初に購入を検討するのに適した1台です。

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